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読んだ本を、忘れたくなかった。|読書手帳をつくるまで

読んだ本の内容って、時間が経つと、そっと薄れていきますよね。

「あの本、たしか良かったんだけど……何が良かったんだっけ」。

そんなふうに、心が動いたはずの記憶が、指のあいだからこぼれていく。それが、私はずっと惜しかったのです。

猫との暮らしを残したくて記録の場所をつくったように——今度は「本の記録」を残したくて、iPad(GoodNotes)で使う読書手帳をつくりました。これは、その”つくるまで”の、静かな話です。

本を持ち歩くのは重い。でも、思いは残したかった

本は好きだけれど、何冊も持ち歩くのは、やっぱり重い。だから私は、Kindleで買うことが多くなりました。

でも、電子で読むと——読み終えたあと、手元に何も残らない。ただ画面を眺めて、閉じて、次へ。
知識も、そのとき感じた思いも、一緒に残しておけるものが欲しい。そう思ったのが、はじまりでした。

もうひとつ、正直な動機があります。私は昔から、本の良さを、人にうまく伝えられないのです。「すごく良かった」だけで言葉が止まってしまう。その悔しさも、この手帳の種になりました。

「記録したい」は、たぶん私の芯

猫のこと、家づくりのこと、そして本のこと。

一見ばらばらだけれど、私の中では、細い糸で繋がっています。

猫や暮らしの記録が”実体験を綴るもの”だとしたら、本の記録は”知識を蓄えるもの”。少し性質は違います。それでも——「未来の自分に遺していくもの」という一点で、同じ場所に立っている気がするのです。

大切なことほど、こぼさずに残しておきたい。私はきっと、そういう人なのだと思います。

いちばん迷ったのは、実は「色」でした

デザインで、いちばん時間をかけたのは、色です。

打ち明けると、私はポップな色も大好きなんです。ビビッドも、パステルも、カラフルに遊ぶのも心が躍る。だから最初は、そちらに引っぱられそうにもなりました。

でも、途中でこう自分に問いました。

「これは、私が”ずっと続けたい”と思える色だろうか」「毎日開いても、飽きずに、心穏やかでいられるだろうか」。

そうして選んだのが、今のオフホワイトと、静かな緑と、明朝の佇まいでした。

華やかさより、続けられる静けさを。読書は、にぎやかにこなすものではなく、そっと積み重ねるものだから。

「読んで終わり」に、したくなかった

中の記録ページ(READING NOTE)には、こんな項目を入れました。

書名や読了日だけでなく、「この本を読む目的」「学び・気づき」「心に残った言葉」、そして「行動に移すこと」。

ただ文章を追うのと、「この本から何を学べるだろう」と思いながら読むのとでは、内容の入り方がまるで違う——読んでいて、そう実感したからです。

そして、得たものを行動に移してみて初めて、その本の良さが本当にわかる。だから、”読んで終わり”にしないための余白を、そっと用意しました。

AIとは、相棒として

この手帳は、AIと相談しながら形にしました。ただ、”丸投げ”ではありません。

まず私が決めたのは、「なぜ作りたいのか」「何を記録したいのか」「どんな世界観でいたいのか」。ここは、誰にも——相棒にも——渡さない部分でした。その芯を言葉にして、そこから、自分らしさと、使いやすさと、続けやすさを一緒に探っていきました。

道具が賢くなっても、”何を伝えたいか”を決めるのは、いつも自分。そこを手放さなければ、AIはとても頼れる相棒になってくれます。(※具体的な作り方は、私のささやかな手の内として、そっとしまわせてください。)

こんな方に、そっと

本の内容を、暮らしや仕事に活かしたい方。

そして、かつての私のように、本の良さをうまく伝えられないと感じている方に。

一冊の本が、あなたを変えるかもしれない。

でもそれは、読んで、記録して、行動した人にしか、きっとわからない。

この手帳が、あなたと本との時間を、少しだけやさしくできたら——そう願っています。

手にとってみたい方へ

まずは、無料の「読みたい本リスト」で、世界観と書き心地を試してみてください。

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